詩の日めくり 二〇一五年二月一日─三十一日/田中宏輔
二〇一五年二月一日 「樵」
30年ほどむかし、毎週土曜の深夜に、京大関係の勉強会かな、京大の寮をカフェにしていて、関西のゲイやレズビアンの文学者や芸術家が集まって、楽しく時間を過ごしていたことがあって、そこに樵(きこり)の青年が来ていて、ぼくもまだ20代だったのだけれど、彼もまだ二十歳くらいで、その青年のことを、きのうふと思い出していた。文学極道に投稿されていた作品に、「樵(きこり)」という言葉があったからだけど、その彼も生きていたら、50才くらいになってるんだな。いいおっちゃんである。この素晴らしく、くだらない、おもしろい世界に生きていたとして。この素晴らしく、くだらない、お
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