頭ん中で電球が破裂した/こたきひろし
に合わせて上手くやってゆこうって言う社会人の要素が欠けていたんだ
そして
複数多数を相手にするのはまったくだめで
結果的に自分の殻に閉じこもるしかなかったんだ
人間ばかりじゃない動物だって
自分と違うもの
自分達と違うものは
異端児や異端者として忌嫌い
迫害したり阻害したりするんだよな
そのとき
俺の頭ん中の電球が破裂したんだ
母親が母親迄が俺の存在を否定するような言葉を
陰でよその大人に口にしたんだ
その言葉を盗み聞きした瞬間から
俺は母親を憎みだした
陰湿なキャラクターの泥沼に嵌り込んだ俺は
ますますそこから這い上がれなくなった
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