星の船/
道草次郎
船べりから身を乗り出した声帯は
のりしろを喪くした
カーペットにくっついた星屑
コロコロで綺麗にしたら
見たこともない骨片が紛れていた
とり散らかっていても
六芒星を宙に描く
原っぱをあやせば
風も生まれる
もいちどだけで
いい
星の船を組み立てるんだ
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