イメージ光/
ひだかたけし
孤独に発光する、
散乱するイメージのなか
源頭へ遡る、
前進する時間のなか
旺盛に分け入って行く、
イメージがイメージを呼び
深海の頂きで
未知なる木霊を聴く
大雪原がうねるように
今日も夜が深まってゆき
点灯されたオレンジの明かり
心は震え、遠い過去へ接続する
溢れる光は感覚を越え
一つの形象となり像を結ぶ
レディオ、レディオ…
静まり返る世界
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