詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日/田中宏輔
近所のコウライに行って
チャーハン食べたらええんちゃう
そやなあ
なあ
なあ
ぼくってなあ
いっぺん
焼き飯って聞いたら
焼き飯頭(あたま)になるねん
はあ
なにそれ
頭んなか焼き飯焼き飯焼き飯って焼き飯でいっぱいになるねん
ああ
それおもろいやん
じゃ
詩にするわ
と
二〇〇二年一月十九日のお昼ごろに
このような会話が電話でやりとりされたのです
頭のなかで焼き飯頭焼き飯頭焼き飯頭って頭が焼き飯になった人のイメージを
思い浮かべながら近くに住んでるよっちゃんちに行きました
それ違うやん
焼
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