詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日/田中宏輔
 
腰をぐねった。体重が重すぎてだと思うけれど、ひとりだけど、カッコつけて足を交差させていたためだと思う。なんちゅう重さ、笑。かなり太った感である。むかし、「このでっかい腹は、おれのもんや」と言われた記憶がある。だれにだったろう。(覚えてるよん、エイジくん、チュッ!)

二〇一四年十二月二十日 「自由電子」

いきなり自由だなんて
まあ、かまわないけどね。
               ──自由電子

どうせ、自由電子の顔なんて
ひとつひとつ、おぼえてなんかいないでしょ?
まさか、きみも自由電子?
ぼくも自由電子。
そろそろまいりましょうか?
そうさ、お前も強
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