詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日/田中宏輔
」へ」とあって、あれ、たしか、むかし、『鳩よ!』という雑誌で、ぼくの作品が選ばれたことがあるぞと思って、手にとってみたら、ぼくが書いた
鮭はうれしかった、またここに戻ってこられて
川はよろこんだ、まだ水がきれいだと知って
が、133ページ(光文社 知恵の森文庫 2000年初版第一刷)に載ってたのだけれど、いまのぼくなら、「水」を「自分」にするかなって、ふと思った。あ、光文社さんからは、あらかじめ、なんの連絡もなかったのだけれど、この本のなかで、作者の名前が「田中弘輔」になってて、ぼくの名前って、そんなに珍しくないだろうから、間違いにくいと思うんだけど、訂正していただける機会があったら
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