戦いの果てに/viraj
もう、僕らの長い戦いは終わりに近づいたね。
秋の青空はあんなにも明晰で、輝いてた。
詩情の世界に羽ばたかせてくれ。
夕暮れのすべてが闇に消えていく前兆が、
精神病院の狂人たちをモンスターにかえたあの日。
人は自分の人生以上のものは作品にできないだろう。
過去の女たちに未練を寄せてる場合じゃない。
常に前を向いて生きていなくては。明日を・・・
童話が聞きたい。
幼児に回帰するのだ。
世界は昔、そんなに深刻でリアルではなかったはずだ。
もっと素直に笑いに満ちてたはず。
嘘はなるだけ書きたくないよね。
悟ったものとしては。
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