詩の日めくり 二〇一四年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
乳房の疼き 新書 浪速書房 マリヤ・ダフェノルス 清水正二郎・訳
世界発禁文学選書〈第2期 第11巻〉私のハンド・バッグの中の鞭(1968年)

 こんなタイトルのものだけど、戦後、出した本がつぎつぎに発禁になったらしいけれど、発禁の理由って、エロティックな内容じゃなくて、この「詐欺的商法」なんじゃないかな。
 で、いま、浪速書房のウィリアム・バローズの「やわらかい機械」を買おうかどうか迷っている。ヤフオクに入札しているのだけど、いま8000円で、内容は、山形訳のソフトマシーンのあとがきによると、このあいだ買ったウイリヤム・バローズと同じように、主人がウィリアム・バローズで、またまた
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