置手紙はお終いだからそんな風に死んでしまう/ホロウ・シカエルボク
 
存在するにあたっては時々、いや頻繁にそういう落とし方が必要になる、下らない言い方をすればそれが大人だということになる、けれどーいや、もちろん、それで間違いではないのだけれど、「大人」っていうありかたの認識には人それぞれ、ずいぶんな誤差があるだろうぜ…それについてあれこれと議論をする気はない、俺には俺が生きるために必要な道具と認識があればいいーなあ、そんなことよりさー「転がる石のように」って、昔に比べたら色々な奴らが使うようになったけれど、なんかこう、かっこいい言葉みたいに使ってんの、気に入らないよな?何か間違ってんじゃねえの、っていつも思っちまう、いつかにはアイドルが踊りながら笑顔でそう歌ってたぜ
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