社会の平等と公平なんて/こたきひろし
決の糸口さえ見つからないものにかまっていられる余裕なんて俺は持ってない
本音を言えば
どうでもいいレベルなのだ
どの道
人間なんて
自分自身が差別とか偏見の被害を被らなければ
感情が奮い立たない仕組みになってる
たしかに人間の中には
対岸の火事に興味を駆られ同情したり、いたずらに行動起こしたりする者もいるけれど
実質被害者ではないのに
いったいなんの為なのか
俺には疑問しか沸かない
だからだから
そんな面倒事は
綺麗な包み紙でラッピングしてしまえばいいんだ
と思ってしまう
訳だ
それでも
社会や世の中の
批判は免れたい
俺は何一つ
間違ってない
それがうまく生きる方法だ
戻る 編 削 Point(2)