詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日/田中宏輔
ずらしい食べ物の話が連続して出てきて、その動物たちを獲る方法について話してて、うなぎを獲る「もんどり」という仕掛けに、サンショウウオを獲る話で、「鮎のくさったものを使うんですよ。」という話が出たときに、また、えいちゃんが
「サンショウウオもたまらんねんなあ。」
と言うので、
「きょう、えいちゃん、たまらんって、四回、口にしたで。」
と、ぼくが指摘すると、
「気がつかんかった。」
「たまらんって、語源はなんやろ?」
と言うと、
八雲さんが
「たまらない、こたえられない、十分である、ということかな。」
ぼくには、その説明、わからなくって、と言うと、八雲さんがさらに、
[次のページ]
戻る 編 削 Point(13)