詩の日めくり 二〇一四年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
黄さまのために生きていくのだ
ぼくも明日
12才になる
とても不安だけど
大人といっしょで
ぼくも卵頭になる
ざらざら
まっしろの
見事なハゲ頭だ

二〇一四年九月十七日 「「無力」についての考察」

力のない無力は無であり、無のない無力は力である。

二〇一四年九月十八日 「詩集」

 タクちゃんに頼んで、京都市中央図書館に、ぼくの詩集の購入リクエストをしてもらって、いままで何冊か購入してもらってたんだけど、きょう、タクちゃんちに、京都市中央図書館のひとから電話がかかってきて、借り出すひとが皆無だったそうで、田中宏輔の詩集は、京都市中央図書館では二度
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