あいわず 4/AB(なかほど)
 
彼の人がああ言えば
彼の人もこう言う
輪廻転生
無限の水掛け
既の所で一服すれば
微々たる事よと

御主が情どぅ頼まりる


茜差す
一之宮
茜差す
向こう岸

明日へ明日へと
言いながら
私の家も
随分と遠く


あいあむ
     あんど
         あいわず

続きの続きのない日暮れ



かのひとがああいえば
かのひともこういう
りんねてんしょう
むげんのみずかけ
すんでのところでいっぷくすれば
びゝたることよと

うんじゅがなさきどぅたぬまりる


あかねさす
いちのみや
あかねさす
むこうぎし

あすへあすへと
いいながら
わたしのいえも
ずいぶんととおく




  
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