当たり前ということ/月夜乃海花
 
ある日、誰かのこんな会話がありました。
「こんなものを作ったら楽しいよ!」
「僕はこういうことなら出来るよ?」
「なら、私はこうするね!」

いつしか、その楽しそうな出来事の周りに
「何か面白そうなことをやっているぞ!」
たくさんの人間の群れが集まってきました

そして、ある時
「もっとここ改善してよ」
「今よりも、もっと前の方がよかったよ」
「いっそ、こうしたら?」
人間の群れたちが様々なことを言い出しました。

そして、気づけば
楽しそうな集団を創った人々は消えました。
別の場所で新たに楽しいことを創ろうとしたのです。
人間の群れは楽しいを創るために旅立ちま
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