太陽が地の果てから昇る/トビラ
 
れて
途方に暮れてる人たちの群れ
これからまた花をつけて実を結ぶのは可能なのかな
そう思ってもできることもなく
うなだれた人たちは動けずにうめいてる
自分をふりかえって
自分の中に埋めた感情の拍動を聞いては
まだ行ける
ふと見ると、他にも歩き続けている人たちはいて
燃やしつくしていない未来に
燃やしつくせない想いぶつけてる
ああ、そうか、これでよかったんだ

うなだれながら転がる人たち
灯火をたやさずに歩き続ける人たち
今だけでは測れない明暗が
誰にもあって
うなだれている人たちもまた立ち上がる日が来るのだろうか
灯火をたやすことはあるのだろうか
わからない
わからないままに歩き続けて

太陽が地の果てから昇る
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