アルミニウム/おろはげめがね
 
ちょっと寝ていたら一世紀遅刻してしまった

お詫びにキラリと星を掴む 光になる

星々は銀で出来ていて

地味だけど価値のあるものを燻銀なんて言うけど

地味だけど価値のない私は何になるのだろう

梯子をよじ登りキラリと星を掴む 光になる

一世紀遅刻したから周りは知らない人ばかりで

知っている人はみんなは死んだ後で

それでも価値のない私が残ってしまった

星々は銀だから夜空は冷たくて滑らかだ

一世紀前も変わらずにそうだった

一世紀後もたぶんそうだろう

本物の夜空と偽物の私

遅刻した代償にこの土地で星々を相手に暮らそう
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