極力、眼を現実から反らしたい/こたきひろし
た
人は自分の運命の星から降りる自由はないのだ
と
イヤと言うほど思い知らされている
お金が潤滑に回らない人生
お金の心配が尽きない人生
なのに
お金に恵まれたせいで
いっそうお金に翻弄される
人生もあるらしい
そんな現実から極力眼を反らして
物を書いてる自分がいる
書いてると言うより
スマホに打ち込んでる
打ち込み終えたら送信をクリックしてしまう
そんな
私の精神構造は
果たして
豊かなのか
それとも貧しいのか
それとも
送信する瞬間の快感に依存しているだけなのか
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