光の午後/ひだかたけし
 
向かいの甍は
銀の色

広がる青は
底抜けで

私は憩う
この一時

入射は深く
温もって

光の流れを
浴びながら

広がる歓喜に
胸貫かれ

この十一月の
光の午後

ただ静けさが
満ちてゆく











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