この全部、クソッタレなじぶんさ/道草次郎
はね
自分というのがどうもきらいだ
自分という制限が、ね
自分はべつにどうにでも
なれだ
問題は自分という制約だ
制約のしっこくの
鉄鎖だよ
ぼくがぼくというのは敢えてさ
あんまりこの
ぼくというのに腹立つから
あえての所業
つまりは
そういうこと
ながいな
もうよす
ぼくはかれに手紙がかけない
くだらんものばかり
すてている
こんなんじゃ
まるで顔向け出来やしないって
苛立ちながら
でもそう苛立つのも
いろんなものによくないことは
最近とみに思う
だから
落ち着こうと
そうおもうことが一番だと
おもうことにした
だから
そう思います
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