独りぼっち/無限上昇のカノン
 
運転手のいない車の助手席で
心細さを感じてる
エンジンはかけたまま
独りぼっちは悲しい
目当てのものは買えなかった

独りぼっちだから
静かに明日を待つ
運転手はいないから
この車は動かせない
いつまで待てばいいのか分からない
1歩ずつ歩いて行こうか

誰かの敷いたレールの上
突っ走るのは容易い
道なき道を歩むのは決して楽ではないけれど
誰かに連れていってもらう未来は
独りぼっちより悲しい

戻る   Point(8)