11月1日所感(つれづれ)/道草次郎
た人を愛する事だろう。復讐からでも仏心からでもなく、ただ愛する事だろう。それしかしようがないと太陽は教えているとか何とか、その都度言い訳がましく言いながら。死ぬとか生きるとか、もう観念の中で考えることは止めにする筈だ。目の前に愛することが据えられいる。それに従うまでなのだ。ぼくは自然の属性だ。自然はぼくの属性ではない。ぼくは愛する事だろう。それだけが自然への反逆である。
どうも近頃、何かを書く時、自分の心の中の話だけに終始していることが多くて非常にバランスを欠く気がする。けれども友人も少ないし、ここ暫くはこれといった交流も皆無で、また、面白い出来事も起こらないので自然と話が自分自身の事になっ
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