散文三つばかり/道草次郎
 
。それはたしかに大きな問題のように思われる。しかしながら、問題が大きいからといって物事が進まないという試しがないように、物事はすすみ小説は書かれ発行される。その時々の自分を視点にするかどうか。ほんものの小説、誤解を恐れずいえばその視点は何にあるか。その視点の無さにあるか。神にあるか。実存にあるか。それはわからない。それはいかようにもあることができるから。

と、ふとチャンネルを変えるように音楽を聴くこと。なんの音楽かは重要ではなくて、とにかくなんらかの音楽をきくこと。そういう事の中にも倫理はあるのだから、どうも人間は倫理を愛することもできてしまう。

世界の条件は終われないこと。終わるのは
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