美しくも輝きもないのに/こたきひろし
からです。
しかしやめました。たとえどんな夢を見ていたとしても、途中無理やり現実迄引き戻されたら、誰だって不機嫌になるだろうと思いなおしたからです。
夢は最後迄見て完結するのでしょう?
美しくも輝きもない日常の繰り返しでした。
そんな暮らしの中で私の求める幸福とは何なのか解らなくなっています。
過去にはそれなりに波乱万丈の歴史があったような
気がしています。
ですが、今となっては遥か夢の彼方です。
もしかしたら幸福って、幸福感って
この美しくも輝きもない日々の底がいきなり抜け落ちて
はじめて感じるのかもわかりません。
すべてがピリオドを打たれてしまう前の
ほんの束の間に
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