伐採/山人
 
よりも横方向にどんどん枝張りを大きくし、周りの草もどんどん繁茂してくる。その結果、枝の量が増えてしまい、節だらけの材ができてしまう。それを予防するために、杉は密に植えることで、周りの草の量を減らし、横への伸びを抑え、縦方向に、より伸びやすくする方法が効率的なのである。さらに年数が経つと枝打ちが開始され、カットされた枝の傷跡は材の中に包まれる。それを何年かのサイクルで行う事で節の少ない材が得られるのである。つまり、良い材を得るためには、土からの栄養と、上部からの太陽光線が最も望ましいのである。よって、杉の成長とともに、不良木や混みあっている部分、隣の木に成長を阻害されている木、それらは適宜カットされ
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