死紺亭兄さんへの手紙 /服部 剛
バッテ
いた兄さんは少々草臥れていたけれど、バスが
出発すると、いつしかすやすや寝てました。
そんな記憶も今思えば夢のよう。今夜の「とき
わ座」もいつかは夢になるでしょう。晴れの日
ばかりじゃないけれど、どうせ見るならイイ夢
を。皆の言葉でつくる、今夜の「過渡期ナイト」
という夢を――。
朋よ、君が柳の時、僕は竹
君が竹の時、僕は柳
この心の空洞に耳を澄まし
風にそよそよ、吹かれよう
芸歴30周年、ポエトリー20周年、おめでとう。
あの夏に歩き始めたPoetry Load
旅の続きは、これからだ。
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