古いパソコンのハードディスクを整理していたらおよそ9年前のこんな文章が出て来た。当時ぼくはホームヘルパー2級の資格を取るため、地元にある「やすらぎの園」という特別養護老人ホームで実習に行っていた。今でもその時の写真が残っているが、痩せているなあと思う半面、どうも顔色が悪くどこかしら生気を感じられない所がある。たまたま見つけたのも何かの偶然かと思い、せっかくだから投稿してみることにした。たまにはそういう事もしてみたくなるのだ。
その時ぼくはまだ童貞であった。だが、それ以上に、社会というものに対し底知れぬ恐れを抱いていた。文章は敢えていじらずに、そのままの状態のものを引こうと思う。