未詩?/道草次郎
 

まいったな
ところでどうやって歩くのだっけ
挨拶の仕方を忘れかけている
貧乏揺すり、貧乏揺すりだけは控えよう

どこかでは良くなりたくなんかないんだろう
そしたらまた平らな道を歩くだけだ

詩情とはいいものです
とそれが分かったようなここ四月ほど
詩情…あまり見えなかったけれどそれはたしかに救いでした

この平板な言葉のならびに誰もがっかりはしない
いや自分でさえガッカリするかわからない

すべては有難かった事と合掌
今になり思う
とにかく行くのです
ながれるままに川のながれとなるのです

今日から始まるのです
一からはじまるのです
と言いながら
書いてしまうのはやはり詩の悪魔にこう耳打ちされたからか

「詩を喰わせろ」

そうかもしれない
ぼくはもっと詩をたくさん書きたいそして読むだろう

電気やガスや水道の詩を書くだろうか
それとも植物の詩を
たくさんある綺麗な花や木々の詩を
NEXTふぇーず
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