とりあえずニュートラルで/道草次郎
そんなとってもシンプルなものが好き
これをケイハクだとかフケツだとかナマケだとかいうやつは分かっちゃいないのだ
ところで言いたいことはこれといって無いのだった
どうもすみませんなのだ
だけどすこしスッキリしたのだ
まあこうやって4つ目に助けられることも時にはあるんだよ
だから分かっちゃいないのは自分なのかも知れなくて
でもそのうちこのスッキリもどんよりしてくるのだから油断してはいられないのもまた事実で
この今
この今ぐらいの状態を一言で言い表す言葉を知りたいものだ
あ
この知りたいという欲求は4つ目に属するものだろうか
これはいわば3.5つ目の欲求というところかな
世の偉い詩人さんたちがあのむつかしい詩に込めてるのはちょうどこんな具合なものかしらん
なんて思ったり
でも凡人は凡人の道を往く
食べて
やって
寝て
これを下品というなら下品のままに
その心が
美しいものを美しいという時の心とどこが違うのかと
凡人にはちっともわからないと嘯きながら
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