9月30日雑記/道草次郎
 
なれば空に銀河などをばら撒いて手遊びに耽る如しだ。歴史とは常に現代史である、とはよく言ったもので、まったくその通りだと思う。歴史の断層を見てみればいい。そこには現代史ばかりの層が一枚また一枚と堆積している筈だ。しかもその一枚一枚がぬるりとした鰻で掴み所なく絡み合ってもいる。到底これは人間の扱える代物とは思えない気もする。やはり、歴史とは人心なのだと思う。人心の緊密な絡み合いだろう。それ以外に有り様が無いではないか。

 次の主題に移る前に少し今読もうとしている本の話を。自分はかねてから沢山の積読本を苦虫を?み潰すように眺め、暮らしてきた。それでも、本当に何冊かはちゃんと読みたいと願う本がある。
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