9月30日雑記/道草次郎
 
ない。五ページ読める日もあればまったく読めずに終わる日もあるからだ。悔しいやら情けないやらむなしいやら、色々な感情の渦が毎日のように頭のなかを支配している。けれども、自分はこの本だけはよく読んでいけたらと思う。限られた好奇心と、限られた読書スピード、限られた時間を勘案すればそうした選択もあながち間違ってはいない気もする。それだけの本であると、今の所はそう思っているのだ。それが、少なくとも今の自分の支えとなり明日へとこの露命を繋いでいるのだ。無論、参考に読む他書は読むという範疇には入らない。それは、ただ斜めに見るだけの事である。精読をすることだけが、唯一の自分の救いであるという考えが、以前よりずっと
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