9月30日雑記/道草次郎
もひかれて瀕死の状態にあるのかと推測したのだが、当ては外れたようだ。暗闇がすこし怖い。ちょうど昨日柳田国男の話を聴いていて、そこにお化けの話があったので、この事もまったく無縁とは思えなかった。少なくとも自分にはまだ、暗闇をおそれるしなやかな心が残っていそうなことに胸を撫でおろす。
付記の付記。自分をいなくしたい。そうすれば何もかも外側へ流れ出るだろう。こういう深刻ぶったことをいつまでやらねばならないのか、まったく、多くの事がじつに度し難い。光を。ここに、光を。
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