告別の式に寄せて/こたきひろし
 
にに立って手を振ってました
赤ん坊の時と幼稚園児の時に何度か会った位なのに、その姿顔には姉の面影が刻まれてました

姉夫婦は二人だけの暮らしでした
異な事に二人は共に睡眠薬を常用していたとか?その意味が私には解せませんでした
それで義理の兄が眼を覚ました時には姉は絶命していたとの事に驚きを禁じえませんでした

姉の遺体は大きな家の中の床の間に安置されていました
その死に顔は安らかでした
私は嫁と二人で対面しました その場には私の一番上の姉もいました
それから悔やみの言葉や故人の思いでを集まった親族身内で語り会った後、葬儀の日時は後日知らせますと言う義兄の言葉を聞いてお邪魔しまし
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