別に詩人なんてもんになったつもりもない/ホロウ・シカエルボク
、こちらを騙くらかそうと目論んでいるのさ
眠れない時には眠ろうとするなよ
枕に沈める為のなにかが今日の中に残ってるのさ
魚のように口を開けて食らいつくんだ
飲み込んだら欠伸のひとつも出てくるかもしれないぜ
湾曲した骸骨のイメージ、軽木のように鳴りながら
高周波の歯軋りをばら撒き続けている
パンクロックだって俺は思う
そしてしばらくの間耳を塞いでいる
言葉やそのあらゆる配列を
失った時が俺の終わりだろうか
碎かれて壺にぶち込まれて
置物になって沈黙するのか
それはいつまで白くあるだろう
骨もまたいつか灰になるなら
それはまだ終わりではないのかもしれない
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