7つの朝と補遺/道草次郎
第一朝「ミューズ」
詩を書き終えてからのあなたの生活を下さい。そしたらミューズはなんといいますか。
第二朝「未来」
概ねはなかなか考えないことを書くと評判です。そういうのが沢山生み出されるほどに、未来の人は気の毒でしょうか。どうなのでしょうか。
第三朝「意味」
何かとは別の何かだ、というのはそれ自体無意味ですが、そうした働きのなかにたぶん洞察が昼寝をしています。でもいくら洞察があっても意味の行方不明に心は戸惑うばかりです。
第四朝「透明色」
「ただ」生きていると「ただでなく」生きているこの二つがあるとして、その内の「ただでなく」って何ですか
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