命題 他/道草次郎
 
どまり。むかし、『ソフィーの世界』という本が流行ったりしたのも肯ける。

話は、線を引きちゃんと曲げろというのに尽きる。なんて事もないものが、なんて事なくあって、なんて事ない儘ながれていく…。どうも何処かで読んだフレーズ。でもまあいいか。独自性なんてものはない、幻想だよ。みんなおんなじ。

詩が違ってみえるのは、それはその人の口や鼻が、他の人のと違ってるってそれだけの事。そんなような始末さ。焼き直しさ。焼き直しの自覚の先に発光するのが、宇宙の言霊って事。死ぬほどつまらなくて死ぬほど魅力的だね、悉く、何もかも。では、失敬。

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