あなたの心が今ある運命を受け入れられず、これから来る悲劇をも自分で決められないことに絶望したなら。/竜門勇気
 
び続ける休耕田の雑草。ちゃんと教えてもらえなかったトラクターの動かし方。トラクターに火を入れるために雑草をかき分けるとマジックで「天井に注意!」と
書かれたダンボールの切れ端がシートに置かれていた。
そこに立ち尽くして時々泣くことにした。静かさが僕の内側から湧いて出る。蛙の声もコオロギがなく声も聞こえない。父の声を思い出して僕を励ます言葉を想像した。
うまくはいかなかった。

そうして僕は1d100を振るようになった。
もう分かった。僕の運命に関して言えば、僕は無関係だ。
きっとだめだったらだめで、よければいいんだ
TRPGみたいにシンプルな合否判定しかないんだ。
明日、僕はきっ
[次のページ]
戻る   Point(2)