ゑひ/あやさめ
それ
を
ひ
と
し
ず
く
ずつ
コップに入った褐色の液体の上に泡を
星型に並べたテーブルの恣意的な動作と
これからばらばらに散らばるだけのかけ声で
上下に移動し始める
(さて始めようか、僕らの衝動)
((ト書きのように遠くからも同様の掛け声が聞こえる))
彼らはいくつものガラスの筒を抱えて
好き勝手に動くようなものだ
ガラス筒はみなの足元に置かれてはすぐに消えて
(((昨日から続いた天候が変わって好いだろうね))
((だから今日はそういう日和なのだよ。ついでに))
ところで左右を見渡してみる
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)