呼吸している間に/こたきひろし
生きている間には
誰だって絶望にぶら下がってしまう事はあるだろう
否応なしに
いつだって
幸せの絶頂はほんの束の間だし
時が経てば
感動も薄れる
それでも欲望が尽きる事はなく
それが生きる原動力を産む
ヒトと言うイキモノの仕組み
希望は木漏れ日に等しくて
絶望は暗がりで蠢く
そんな中にあっても
日常の大半は無為な日々の繰り返し
刺激が欲しい
刺激でヒトはキラキラと輝き出せる様な気がして
キラキラと眩しい生き方がしたい
だけど
現状は無いもの探しに終始している自分
虚しい
戻る 編 削 Point(3)