相模屋/花形新次
 
記憶の色が
褪せて来たのは
古ぼけた写真のせいだろうか?
アルバムを契機にしないと
過去を思い出すことも
なくなってしまったからだろうか?

テレワークの窓から
望む景色はいつも
突き抜けるような
猛暑日の空の青さと
信じられないほど濃い
森の緑だけれど
以前も同じよう見えたものか
もう覚束なくなっている

何もしないで
ただ記憶が薄れて行くのを
じっと待っているだけならば
何故生き続ける必要があるのだろう
死なない為だけに生きることに
何の意味があるのだろう

強烈な夏の日差しを
眺めているうちに
そんな気持ちで一杯になる

ということで
横須賀中央の相模屋に行って
焼き鳥食って来ます















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