チアーヌ先生のえっちな小説を読もう(批評)/アニュリタ
いものですし、経験の少ない若い男性にとっても、たいへんためになるものであろうかと思います(とは言ってもフィクションですから、そこはわきまえてのこと)。
乃村女史による「わたしのごちそう」は、どこかの会社に勤務する、地味目で感じの良いお姉さんが、可愛らしい童貞新入社員君を、なるほどこうするのかという戦略で、上手にじっくり熟成させつつたらしこみまして、捕まえたあとはめくるめく急展開の怒涛の連続にて、童貞君のいろんな場所、いろんな意味での初物をいただきまくるという、ごちそうさまな傑作であります。
コレットの古典小説「青い麦」を鑑賞された方は、女性ハンターに狩られる初々しい少年のキモチを懐かしく思い起
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