殺人兵器 猛暑/こたきひろし
それが俺様に与えられてる仕事
もう他には行き場のない老人だから
殺人兵器の猛暑の中でも必死になって
仕事仕事仕事
仕事しなければなりない
容赦ない直射日光
舗装された足下の地面からは
猛烈な照り返し
それはまさに棺の中で一緒に焼かれる気分だ
こんな状況
文章に表してもそれも読まれても
体験しないと分からない
分かる訳がないんだ
熱中症がマジ怖い
ああああ
詩の題材には相応しくないな
まったく持って相応しくないよな
相応しくないよな
それどころか
そんなものに心と頭を占領されて
俺様
マジウザイ
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