8月14日。未日記/道草次郎
 

ぼくはかつて若い時分にこれら3つの部屋の間仕切を打ち壊そうと画策したことがあった。統合を目指しクーデターを起こそうとプランを練った。しかし、それは失敗に終わった。今は、それぞれの部屋の住人とできる限り気楽(そして誠実に!)に付き合っていくことが、ぼくにとっての一大事業となり果てた。いや、なり得た。フォーラムチェック。私信なし。ため息。


PM22:16

今日は疲れた。早いけれど、もう寝ようかと思う。どんなにむなしい1日だって打ち続く無限ではない限られた何日かのうちの、1日。ぼくは瞑目し遥かな闇に汽車≒電車の音を聞く。おののきと不安。心音…。胸に引っかかったままの枯れ枝が風に吹かれて頼りなさげに揺れている…あと少しで落ちそうになっているそんなイメージ。


PM22:18

フォーラムチェック。私信あり。返信はまた明日。夜の闇に照らし出された画面の中でそれは赤く浮き上がる励ましのように、存在していた。

おやすみなさい、皆さん。シャットダウン。





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