/hayasakaakira
ガッカリしたしつまらなかった
バファリンを飲んでコンビニまでいく
まだ少しお腹が痛いし、二人分は無かった
仕方がないからアンちゃんが雨の中買いに出たのだ
それだけ。
むこうからゆらゆらした男が歩いてきて、普通に通り過ぎた
それだけ。
アンちゃんは振り返らないし、すぐにその男のことなんか忘れた
一方藤井はもうただ早く家に帰りたいだけだったし。
私たちはこんなふうに傷つくのです。
私たちはこんなふうに
私たちはこんなふうに、いつでも何かにとどきそうでとどかないのです。
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