四から二へ/気質として/
ただのみきや
らないまま
吐息 瞬き 黄色い蝶々
絵筆たゆたう行方も知れず
まろび出る沈黙の 韻律に
虫眼鏡で焼く 文字の匂い
天秤皿に盛られた昼は底まで降りて
冷まし切れないほつれ目が発火する
不動だったものが
うすっぺらに白く翻り
自分をロストした 女は
勾玉のように隙間の無限をさまよう
この夏の光をいつまでも孕んだまま
《2020年7月18日》
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