即興詩「独白」/アラガイs
 
てしまうからなのだ
‥‥と
このように独白とは様々な幻影を囲いの中に閉じ込める
たとえば雨に打たれて熱い湯舟に浸るとき
思いがけず、閃きは向こうからやってくる
急かされる時間もなければ待ち人は誰もいない
ひとり濡れた肌をあたためればいい
(端数)誰にも邪魔をされないように、
、冷えた記憶を辿るのだ。
それは古い物語が宙に消え新たな階層へと向かう
わたしは異常であるべきなのかと
繰り返し
 繰り返し意識すればするほど
美意識もまた無軌道な転換を強いられてしまう
一人が相対する二つの意識を弄ぶように
そして独白は無縁と意識を語る(つなぎが奔る)
  推敲/不粋    もう書き直してはならないとは
リアル、(やはり修正したいのだ)するのか
              それも     ひとりなのだ‥‥















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