幼い君へ/桜 歩美
くらい大人になったかと思えば
寝るときには私の小指がまだ必要で
「何でお母さんの小指を握るの?」と聞くと
「だっておかあさんのゆびないとおなかすいちゃってねむれないの」
と幼さいっぱいで答えるね
君は他のお友達よりも少し甘えん坊さん
でもそれもいいじゃないか
それも君の個性だから
それにお母さんはちょっとそれが嬉しい
だから君の生きていく中で
これからも様々な壁があるだろうけれども
絶対に君と二人で乗り切っていく
君に見えないところで泣いたりするかもしれないけど
君が安心して過ごせるように君に言葉をかけてあげよう
まだまだ幼い君と未熟なお母さんだけど
一緒に頑張っていこうね
人生は長いからときには休みながらね
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