恋昇り13「意味のない会話、意図のない話し」/トビラ
 
。ふうん。君は誰かな?」
落ち着いた、でも、どこかこの状況を楽しんでいるような女性の声。
「私は、【運営】のBランク執行者の榛名です」
「ふうん。榛名ちゃん?」
「はい」
「ああ、ちょぅと待ってね。今、情報照会するから」

「なるほどね。なかなか面白い状況にいるんだね。榛名ちゃんたちが今いる状況は、大体把握したから、後は、榛名ちゃんから今の状況を説明してくれるかな?」
私は、私の知っていることをできるだけ丁寧に話す。

「ふうん。それで、私にユイト君を救けてほしい、と、そういうことかな?」
「できますか?」
「できるよ。私が、手を貸すことが本部にとって本意かどうか私は知らな
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