贈り物/ひだかたけし
 
未来から
遠い遠い過去の木霊
確かに響いてくるのなら
私たちはもはや何処にも属さず
あらゆるものに優しく開かれ
柔らかに終わりを待てばよい

)あまたの感傷を一つの確信に変え

ふるさとは
あらゆる人に与えられる
懐かしい未知未来からの
普き贈り物
(其処に人が唯一属し其処から人が産まれ出ずる場所)










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