海鳴り/羽衣なつの
 

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 毎晩、おなじ夢をみていた。 

 わたしは、丘の上にいる。神さまといる。丘のふもとは男たちで埋め尽されている。男たちは、肉に飢えている。わたしの肉を、欲している。わたしはかれらをみながら、濡れている。

 神さまは、美しい青年の姿をしている。何も着ていない。股間に、樫の木のような男根がふとぶとと屹立している。わたしはうっとりとそれをなぜ、頬ずりをし、けがらわしいことをかんがえている。

 わたしは、神さまに懇願する。ああ、神さま、わたしはけがれた娘です、わたしはあなたを冒?したいのです、あなたの前で濡れている、このけがれたからだを辱めてほしいのです、けがれた娘にふさわ
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